へっぽこブラリタビィ

ふるえる声でラブエンピース!沖縄生まれのへっぽこが世界各地で博愛をゴニョゴニョ呟く旅ブログ

旅のはじまりと救世主バイオリン

 
 
ニューヨークでの数日間を終え、
 
とうとうヒッチハイク旅行へ出発!
 
 
 
 
あわよくば横断しようという程度の特に目的のない旅なので、
 
目的地だけは決めておくことにしました。
 
 

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ワシントン州シアトル。

 

 

おおー。横断っぽい!

 

 

しかもニューヨークからシアトルって、

 

なんかもう、

 

字ヅラだけでチョー強そう。

 

 

そういえばシアトルにはカートコバーンの墓もあるし。

 

目的地はワシントン州シアトルに決定。

 

 

 

む。

 

歩いて900時間……?

 

 

 

なんか歩いても行けそうだな……。

 
 
 
 
友人に「ニューヨークでヒッチハイクはできない」
 
とのアドバイスを受けた俺は、
 
NJトランジットというバスでニュージャージーまで移動することに。
 
 
 
チケットも行き先もあやふやなまま乗車。
 
とりあえず方角だけは定か。
 
西に行きまくればいいんでしょう?
 
 
 
運転手に「どこまで行きたいの?」と聞かれても
 
「エ、エニウェア、アイムオーケー」
 
と答えるのがやっとの始末。
 
そんな困った顔するなよ、俺だって困ってるよ……。
 
 
 
とりあえずマックやモーテルがあるハイウェイ沿いに降ろしてもらうことに。
 

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おお、ニューヨークシティから少し離れるだけで

 

こんなにも雰囲気変わるんですね。

 

 

 

とにもかくにも初ヒッチハイク開始!!!

 

 

ボードに行き先を書いて、

 

親指突き立てて、

 

あとは満面の笑顔。チョロいな!

 

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わあ!

 

楽しい!

 

ヒッチハイク最高!わあい!

 

わあい!!わあい!!

 

 
 
 
 
 
 
 
3時間が経過した。
 
 
 
あれ、なんか思ってたのと違う。
 
 
 
アメリカ人ってもっとこう、
 
「ヘイどこへ行くんだい?がんばれよブラザー!」
 
みたいな感じじゃないの……?
 
 
 
なんでみんなそんな怪訝な目をするの?
 
アジア人は嫌い?
 
 
 
場所が悪かったのかも知れない。
 
道幅も狭いし。
 
休憩がてらマックに立ち寄り
 
グーグルマップを開いてみる。
 
 
 
 
あ!
 
このハイウェイ、方向が南北だ!!!
 
 
 
これが直接の原因かは知らないけど。
 
 
 
俺は自分の逆境をハイウェイのせいにすることにした。
 
 
絶対ハイウェイのせいだ!間違いない!
 
なーんだどうりで誰も止まらないよなー。
 
 
 
ということで他のスポットを探し移動。
 
道幅が広くて、東西。
 
マストである。
 
 
 
1時間ほどさまよい、幾分マシなポイントへ。
 
 
しかし天気はあいにくの小雨。
 
ああ、なんだか神にやめろと言われてる気がするなあ。
 
 
また3時間待ってダメなら、今夜はモーテルに泊まって、
 
明日同じバスに乗って帰ろう。
 
 
アメリカのヒッチハイク文化はなくなってたってことにしよう。
 
 
重い腰でボードを持ち上げる。
 
誰か止まってくれないかなあ。
 
 
5分後、
 
なんと1台の車が目の前に!!!
 
 
「どこ行くの?少しなら送ってくよ!」
 
 

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やったー!!初めてのドライバー!!!

 

ありがとうございます、ありがとう、

 

もう少しで俺は帰国の意志を固めるところでした。

 

本当にありがとう……ありがとう……。

 

 

ニュージャージーヒッチハイクなんて初めて見たよ!」

 

少し嬉しそうな顔で話す彼。

 

タコト英語で名前を聞くと、

 

バイオリン」

 

とのこと。

 

バイオリン……?

 

バイオリンってあのバイオリン?

 

ぼくはユウヤです!!よろしくね!!!