朝。
モーテルをチェックアウトし、今日もヒッチハイク開始。
やたらデカいのに閑静なハイウェイ。
車も少なく、数分に1台通る程度……。
そんな中、数十分であるカップルが止まってくれました。
なぜか全然英語が聞き取れない。本当に英語?
シアトルへ行きたいことを伝えると、
「長距離トラックの運転手に聞いてみなよ」
と、トラックのターミナルで降ろされる。
確かに、毎日こうチマチマと移動してたら旅程が伸びてしまう。
結果帰国が伸びてしまう。
不法滞在である。
万引きすらしたことないのに!
イキのいいトラックがたくさんいるぜ……。
とりあえず白人に声をかけてみるが、
「我々はインシュランスを持っていない」
みたいなことを言われ一蹴。
インシュランスってなんだっけ。保険?
諦めず他のトラックにも聞いてみる。
聞いて、聞いて。
聞き続ける。
5時間が経った。
見てわかる程度に日焼けしている。暑い。
と、そこでこちらに近づいてくるアジア人を発見。
乗せてくれるのかな?
「@\&!#=&$ニダ」
あ、このイントネーションの感じ。
韓国人だ!
多分俺のこと韓国人って思ってるのかも。
「ソーリーアイムジャパニーズ」
韓国人でないことを告げる。
まあK-POPが崩れたような顔ってよく言われるけど……。
「オハイオ(隣の州)までなら乗せてあげるよ」
どうやら結構な親日家のよう。
ラッキー、すごい距離稼げる!
さっそくトラックに乗り込む。助かったー!