ディックおじさんからヒッチハイクを続ける。
こんなことで諦められるか!
なかなか止まらない……。
ショッピングセンターが近くにあったので、
服屋さんを見たりしながら休憩。
ヒッチハイクを続けていると、1台の車が。
歯を矯正している、白人のお姉さん。
お、シアトル連れてってくれるの?
「ごめんね、シアトルは行かないんだけど、
これ朝ごはん。グッドラック!」
そういうと彼女は去って行ってしまった。
渡された袋の中身は朝マック。
なんでみんなこんなに優しいんだ!
この細長い奴はブリトーっていって
アメリカではめちゃくちゃポピュラー。トルティーヤ的な?
ありがたくいただく、めっちゃ美味しい。
ディックおじさんのことなんて吹っ飛んだわ。
やる気がみなぎってきたのでさらにヒッチハイク。
1時間足らずで今度はおじさんが止まった。
※蝶野ではない。
息子がロックミュージシャンらしい。
「ユートゥー!ユートゥー!」って言いだすから
「息子U2なの!?」って思ったら
YouTubeのことだった。
ビックリした。まあU2知らんけど……。
自慢の息子のCDを流し始める彼。
全く親バカだなあ、微笑ましい……。
……。
普通にレベルが高い!?
俺はてっきり高校生に毛が生えたようなバンドかと……。
厚いギターリフに重いながらもタイトなベースとドラムの絡み、
そしてクリアでどこか悲しげな女性ボーカル。
完全にエバネッセンスじゃん……。
すごいなアンタの息子……。
ブラックスカイという名前らしい。
バンド名はちょっとアレだけど、でもすごい!
よかったらユートゥーで検索してみてください。
CDも貸しますよ(ちゃっかりもらっている)。