ジャスティンに降ろされたところは小さな村。
ガソリンスタンドやモーテルはあるけど、
どうせならもう少し進みたいなあ。
てことでストイックにヒッチハイク開始。
昨晩ジェニファー事件があったとは思えないような足取りの軽さである。
1時間足らずで1台の車が。
名前はケリー、なんと元ヒッチハイカーらしい!
「俺もそうだったから、
ヒッチハイカーは積極的に拾ってあげてるんだ」
とのこと。
話す言葉はスラングまみれ、しかも現在執行猶予中。
車の中に謎のドラッグが見つかったらしい。
なにそれ怖い。
悪い人じゃあなさそうだけど。
釣具屋に重りを売る仕事という
これまたニッチな職業を持つ彼だが、
「ついてこい!」と様々なスポットを案内された。
やったー!仕事はいいの?
静かな水面、遠い水平線。
大きいなあ、アメリカの海!
仕事はいいの?
加えてケリーはテクノ音楽が好きらしい。
スクリレックスなら俺も好きだよ、と伝えると
喜んで選曲しだした。
そこからはノリノリのドライブ。楽しい!
半日ほど一緒に行動し、適当なマックへ。
案の定おごってもらった。
もう!優しすぎるんだから!
「うう、さっきの釣具屋でミスっちまった、
戻らなきゃいけない、ここでお別れだな」
えーここでお別れなの、てか仕事ちゃんとしてよ!
このアドレスに連絡くれ、とケリー。
ありがとう、またいつか。
安いモーテルも見つけてもらい、
いい夜を過ごすことができました。
※追記
ケリーのアドレス、間違ってて届かなかった。バカヤロー!