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トーキッシュのへっぽこ周遊記

ただ誰かに認められたかった。沖縄の大学生がアメリカをヒッチハイクで横断・縦断するブログ。

アイラブグラウンド、5万人に1人

 

 

 

さて、今度はどこへ行こう!

 

 

 

ラスベガスの名所をググっていると、

 

何やら興味深い記事を発見。

 

 

スカイダイビング、だと……?

 

 

 

正直めちゃくちゃ興味ある。

 

 

けど、安全なのはレッスンを受けるからであって、

 

さすがにスカイダイビングは言語の壁が高すぎるよ……。

 

 

なにかわからないことがあったら死ぬんだぜ。

 

 

 

しかし、なんとこの会社、

 

日本語のレッスンまで用意していると言うのだ!

 

 

 

即決である。

 

やったー!

 

珍獣ハンタートケシじゃー!

 

 

命がけのダイブ。

 

ラスベガス最後の思い出にもってこいだな!

 

 

 

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当日の朝。

 

 

マクドナルド裏の閑静な駐車場へ集合。

 

 

白人の男女3人組がいたので話しかけてみる。

 

彼らもスカイダイビングらしい。

 

 

 

「怖いよなあ、スケアリーだよなあ、

 

自分でも何でここにいるかわからないんだ

 

と頭を抱える男性。

 

だ、大丈夫……?無理はしないでね?

 

 

 

 

少し遅れてバスが到着。

 

また遅れたな。もうシールは要らんぞ!※

 

言語のグランドキャニオン - トーキッシュのへっぽこ周遊記

 

 

バスへ乗り込む4人。

 

車内で何やら奇妙な紙を渡される。

 

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アレか、免責のヤツか。

 

非常に危険です!!!

 

死んでも訴えられないらしい。こわ。

 

てか死んだらそもそも訴えられないけどな。アイロニカル。

 

 

死亡率はなんと5万人に1人らしい。

 

意外に死ぬな!

 

宝くじよりよっぽど当たりそうだ。

 

 

 

 

 

そして車内で待ちに待ったレッスンビデオ開始。

 

 

まずは英語バージョン。

 

スカイダイビングの歴史の説明からはじまり、

 

そのあとレッスン。

 

 

例のごとく全く聞き取れないけど、

 

まあ日本語もあるんだし、別にいいか。

 

 

 

次に日本語バージョン。

 

ああ、助かります!

 

最初にスカイダイビングの歴史の説明。そこからなんだ。

 

ああ、そこはわかったからレッスンはやくー。

 

 

 

 

プツン。

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

ビデオ終わったけど。

 

 

 

いや歴史はめっちゃわかったけど、レッスンは?

 

 

 

 

 

 

 

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会場へ到着。

 

小さな小屋だ。

 

パスポートを見せたり、体重を測ったりする。

 

なるほど。万一の場合に備えってことですな。

 

 

 

 

 

ねえ、ところでレッスンは?

 

 

 

 

インストラクターの到着。

 

 

なんかアゴをどうとか腕をどうとか言ってる。

 

え、わからない、どうしよう!!!

 

 

 

 

5万人に1人。

 

5万人に1人。

 

5万人に1人。

 

 

い、いやだ。

 

こんな命がけの旅行で生きて帰ってきたのに、

 

こんなところで死んでたまるか。

 

 

 

とりあえず必死に質問。

 

インストラクターが肩を叩いたタイミングで腕を開くことだけはわかった。

 

わかることだけを一生懸命復習する。

 

肩をタップで腕を開く、肩を……。

 

 

死んでたまるか、死んでたまるか!

 

 

 

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こんな時、どんな顔をすればいいかわからないの……。

 

 

 

 

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命をともにするインストラクター、ジョンの登場である。

 

ごめんなジョン、今日お前の命日かも知れん。

 

すまん。ホントすまん。

 

 

 

「ハジメマシテ、ユウヤサン!」

 

 

お。

 

 

ジョン、日本語少し喋れるらしい。

 

いいぞ!いいぞジョン!

 

生きて帰ってこような!ウィーウィルビーバック!

 

 

 

 

「スカイダイビング、ハジメテ?」

 

「イエス!」

 

 

 

「ワタシモ」

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

 

「コワイ」

 

 

 

 

 

チェンジ!!!!!!(憤怒)

 

 

 

 

5万人に1人、5万人に1人……。

 

 

 

いよいよ死のセスナの離陸である。

 

今までありがとう、地球……。

 

てかなんでドア開きっぱなしなの?

 

 

 

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街が離れ、車道は糸のように細くなり、

 

山脈が見る見るうちに形作られていく。

 

 

 

なにこの景色!! 

 

グーグルアースかよ!!!!!

 

 

 

高度4500メートルらしい。

 

富士山こえとるがな。

 

 

 

 

「サン、ニ、イチ、デ、トビマス!」

 

ちょっと待ってジョン、待って。

 

これは本当にダメなヤツ。

 

お願いだからもう一回レッスンしよう。後生だから。

 

 

 

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セスナのフチから足を出す(何かを諦めた顔)。

 

下は完全にグーグルアースである。

 

 

チンサムどころじゃないよ。

 

これは絶対ダメ。ちょっと待って、ちょ、待って。

 

 

 

「サン、ニ、イチ!」

 

 

 

セスナのフチを蹴り上げるジョン。

 

 

 

 

あっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俺、ジェットコースターとか全然大丈夫なタイプなんだけど、

 

本気で叫んだ。

 

 

 

本当にヤバいときって低い声が出るんだね。

 

オアアアアアアアって感じ。

 

 

 

高いところからヒョイッ、と跳んだ時の、

 

着地するまでのコンマ数秒のあの感覚が、

 

ずっと終わらないんだ。

 

意味わかる?俺はわからなかった。

 

 

 

ピースサインとかしてないで早くパラシュート開け!!!

 

ジョン!!!

 

 

 

パラシュートが開く。

 

慣性のせいか、突然グワーッと浮上したような感覚。

 

た、助かった……。

 

 

 

いや。

 

本当の地獄はむしろ開いてからだった。

 

 

宙づり系のジェットコースターあるでしょ?

 

あれが鉄のレールでなくパラシュート装備した人間にぶら下がってて、

 

下はグーグルアースなんだ。

 

 

 

もうね、地獄。

 

俺はきっと前世で人を殺したんだ、これはその贖罪なんだ……。

 

 

 

 

サービスのごとくスピンとかやりだすジョン。

 

え、遠心力、ち、ちょっと。

 

ちょっと待てジョン!!!(怒)

 

 

 

10分程度で着陸。

 

着陸後は足が震えてまともに立てなかった。

 

 

ジョンとハイタッチ。

 

「アイラブグラウンド」とか言ってしまった。

 

空に生きてる彼らに言うことではない。

 

 

 

帰りのバスの中でも頭がポケーッとして何も考えられない。

 

夢に出そう。

 

これは本当にやっちゃダメなやつ。

 

非常に危険です!

 

 

 

ホテルに帰ってベッドを強く抱きしめたのでした。

 

 

 

 

 

※追記

 

ジョンの「ハジメテ」は冗談だったらしいです。

 

いって良いことと悪いことっていうのは確かにこの世界に存在します。

 

ジョン!!!!