サンノゼで今夜の宿を探す。
そこそこの都市らしく、
有名なチェーンモーテルを当たっても
平均120ドル前後。
ちょっと払えない……!
オフィス裏とかでいいから20ドルで泊めてくれー!
時刻は既に昼下がりだったが、
それならと、ギリギリまでヒッチハイクしてみることに。
モーテルは田舎の方が圧倒的に安いためである。
街のはずれのハイウェイにて。
サンフランシスコとはうってかわって、めちゃくちゃ暑い。
ていうかなんか山燃えてない?
すっげーくもってるんだけど……。
あっという間に4時間経過。
誰も止まらない。
アジア人女性が止まってくれたが、
「オレンジジュースあげる!」と言って去ってしまった。
気持ちは非常にありがたいのだが、
デカすぎる……。手に持って歩こうかな。
やはり都市でのヒッチハイクは厳しいようで。
あと10分で18時だし、そこでキッパリ見切りをつけよう。
諦めかけたその時、1台の車が!
彼はベトナム人らしい。
すごい優しそうな目してるな。
ありがとー助かった、めっちゃ日焼けしたよー!
彼は40年以上前に日本に数か月亡命していたことがあるそうで。
俺は生まれてすらいない、と伝えると爆笑していた。
なんなら親も生まれてるか危ういぜ……。
ちなみに福井県高浜だそうです。
せっかくなのでベトナムの挨拶を教えてもらう。
ただの「こんにちは」でも
相手が老若男女どれかによって何パターンもあるらしく、
理解は困難を極めた。チョー難しい!
なんと全部で17パターン!
難しいのでとりあえず「ありがとう」だけを教えてもらう。
するとまた何パターンも羅列しはじめる彼。ま、待って!
「カモン」と言えば一応は大丈夫らしい。
小さな街ギルロイにて、「カモン!」でお別れ。
ありがとう!
ちなみに