降ろされたところはサリーナスという街のショッピングモール。
ルーカスに感謝を伝え、別れを告げる。
フジヤマ、スシアンドヒバチ。
火鉢!?
ショッピングモール付近には
あまり幅の広い道路がなかったので
次のエントランスまで歩いてみることに。
閑静な住宅街。
シザーハンズみたいな……。
ひたすら歩き続ける。
またショッピングモール。
幅も狭いなあ、でももう歩きたくないなあ……。
仕方がないのでヒッチハイク開始。
数十分、止まったのは車でなく酔っ払いの白人。
昼間から何やってんだ。
「どこから来たの」
「アイムジャパニーズ」
「よろしく、俺はフィリピン人だよ」
嘘つけ!!!
さらにヒッチハイクしてると白人のおばさんが。
乗せてってくれるらしい。よかったー!
養護学校の先生らしい。
脳卒中で一度倒れたが、
キリスト教のおかげでどうこうと言っていた。
ごめん聞き取れない……。ごめんね。
彼女はさらに山がくもってることに言及。
サンノゼでも思ったけど、なんで山がくもってるの?
「こないだカリフォルニア南部で山火事があって、
その影響でこの辺はすごくスモーキーなのよ」
バカな。
カリフォルニア南部って、一体何マイル離れていると思ってるんだ。
山火事で州全体が煙に包まれるって童話じゃあるまいし。
半信半疑のまま検索。
ガチだった。
え、本当に?
この辺全部スモーキーだよ?
一体どんな規模の山火事だったの……!?
しばらく走ってもらい、モーテルのある場所で降ろされる。
ありがとう、今日はもう少しだけヒッチハイク……。
って!
砂漠やんけ!
風が吹くと砂の香り。砂漠やんけ!
バイオハザード3もビックリの荒廃感。
一応マックとかもあるけど……。
こんなところで誰か止まってくれるのかなあ。