ご存知クレイジーなリンダ(省略しすぎ)。
今日はジュリアンもいないので、
一人でロサンゼルスの街並みを散歩してみることにした。
グーグルマップを駆使し、歩いて2時間でヴェニスビーチに到着!
むう、ロサンゼルスって感じ。
特に大きな感想はないです。
水着のカップル達がバカンスしてる中、
一人でセルフィーをはじめるバックパッカー。
大丈夫です、怪しい者じゃございません!
他にも近くに有名な漁港があることが判明。
グーグルマップもあるし、行ってみるかな。
スマホをぶんぶん振り回し突き進む。
いま思えば、なぜこんな愚行をしでかしたのか。
寝床を借りていたがゆえの、慢心に起因するのかも知れない。
あっ。
道路にスマホを落とす俺。
あいや。
大丈夫かな、と拾い上げる。
画面いっぱいのヒビ。
うわあ、やっちゃったよ。
最悪ー。
まさか、動かないとか、ないよな。
待ち受けをタップする。
反応しない。
やっべー。
ここどこだよ!!!
何度触っても、こすっても、強く押してみても。
スマホは反応しない、事実は変わらない。
俺のスマホは死んだのである。
ヤバい、やっちゃった、やっちゃった。
ブツブツ独り言を呟く俺。
一体ここはどこなんだ。
日も落ちてきてるし、漁港はほっといて、とりあえず一旦帰ろう。
さっき見たグーグルマップを必死に思い出す。
えと、海岸は西にあるわけだから、
リンダの家は東。これは間違いない。
とりあえず夕日を背にして歩けばいいんだ。
北斗七星を目標とす船乗りのごとく。
東へ、東へと突き進んでいく。
1時間とちょっとで見覚えのある名前のブルバード(主要道路)に到着。
やっべー、問題はここからなんだよな。
東西はわかっても、南北がわからない。
リンダの家はここより南なのか、北なのか。
行きはかなりの距離を無心で歩いてきたので、全然自信がなかった。
なんか右方向な気がするけど……みたいな。
そこから歩くこと1時間。
やっと辿り着いた……。
めちゃくちゃ焦った……。
かなりの早歩きだったので、着いた頃には汗だくに。
眠ってるみたいだろ……。
翌朝、ジュリアンに教えてもらったリペアショップに行くも、
エクスペリアのスクリーンなんてないと言われ、
修理には5日以上かかることが判明。
アメリカじゃソニーはそこまでシェアないんだね。
アイフォンなら1時間で直るのに……。
帰ったらアイフォンに機種変しよう。絶対。
ということで。
帰国までは、主にタブレットを使うことにしました。
主にっていうか、スマホ完全に動かないんだけどね。
物理ボタンは生きてるので、大きな時計です。
大変だ、スマホを旅先で失うとこんなにも不安なんだな。
文明によりかかってるなあ。くそー。
でもこれが北アメリカのど真ん中とかじゃなくて本当によかった……。