朝を迎え、少しゆったりしてからチェックアウト。
ご存知、都市内でのヒッチハイクは非常に難しいので
郊外の方までUberで移動することにしました。
ちなみに10ドルくらい。
Uberは今アメリカで人気沸騰中のタクシーアプリ。
都市部へ行くとよくUberのステッカーが貼られた車を見かけます。
本当はアフィ的なのしたいんですけど、面倒なのでただの宣伝です。
使ってみてね!チョー便利!
行き先はテキトー。
マップで何となーくこのへんかな、と思ったところまで移動してもらう。
ダーツの旅みたいなもんです。
下車。
あれ。
ちょっと待って。
めちゃくちゃ工業地帯。
あ、ヤバいかもこれ。
ヒッチハイクをはじめるも、通るのはトラックばかり。
というよりそもそも人の気配がほとんどない。
あれー。これヤバいかも。あれ。
根気強くヒッチハイクを続けていると、
なんと目の前に警察が!
ぽ、ポリ公だー!銃もってる!
もしかして乗せてくれるの!?
「ここで何してるの?」
「ヒッチハイクしてます……」
「ここでやったらダメ。いいね」
「はい、すみませんでした……」
優しく諭すように叱られた。
大人に怒られたのいつぶりだろう、
この年になって大人に怒られると、
なんかこうグッとこみ上げるものがあるよね。
「向こうに街があるから」とポリスメンは言い残し去っていった。
悔しい、オトナになりたい……!
せっかくなのでその街まで歩いていくことに。
どちゃくそ田舎やんけ。
炎天下の中、ひたすら歩き続ける。
車はしばしば通るようだ。
あー。
歩きながらヒッチハイクできたらなー。
あ!
ホワイトヘブン作戦※だ!!!
さっそくカバンにボードを装着。
ピーターの顔が甦る。
「アメリカンドリーム……(エコー)」
ピーター待機!誰か拾ってくれー!
歩くこと1時間。
着いちゃったよ。
肩や足はもうクタクタ、バス停に座り込む。
まあそんな毎回上手くはいかないかー。
ヤシマ作戦だって何度もやってたら絶対失敗してるもんな。
とにもかくにも、ヒッチハイクできそうなポイントへ到着!
さっきの場所よりは遥かにマシ。
だって岩しかなかったもん……。
果たして俺は無事にサンフランシスコを脱出できるのか!