スカイスキャナー(チケット検索サイト)にて
往復8万のゴミみたいな航空券を手に入れ、
いざ出発!
本当にカバンが小さい。遠足かよ。
心なしか目の奥に不安が宿っています。
今回の飛行機は乗り継ぎ便。
「那覇→北京→ニューヨーク」
といった過酷なスケジュールになっています。
合わせて30時間ちょいのフライト。つらそう。
というわけでまずは那覇空港から出発!
一人で飛行機に乗るのも初めてなので、
受付やゲートは何回も何回も確認。
わからないことがあればとにかくすぐに聞きました。
ホームアローン2みたいな展開はゴメンだぜ!
なんとか北京空港に到着。
ここからが長い。
次の便までなんと16時間あります。
カップラーメンどころかガチラーメン作れる。
トンコツスープ一晩寝かせられるぜ……。
ここで待たないといけないようなんだけど、
(トランスファー?詳しくはわからん)
暇を持て余した俺はとりあえず北京の街を散歩しようと
近くの係員にお願いしてみたわけ。
「キャンアイゲットアウトヒアー?」
「……#&@¥★♭♯☆△ゞ~ 」
不満そうな顔でなんか喋ってる……。
まずいことでも言ったかな、俺。
すると、彼はなんと突然
俺の航空券をビリビリ破き始めたのだ!
ど、どういうことだ!何が起こってる!
俺の航空券を返せ!!
ここを出るには一旦、
航空券を破棄しないといけないってこと……?
何がなんだかわからないまま。
不安感で同じくビリビリに破られた心を一生懸命いなしながら
とりあえず空港の外へ。
な、なんかすごい!
「ミスト」みたい!
すごい!すごいけど、
なんかとてもイヤ!!!
中国の空は灰色って本当だったんだ……。
外に出たらまっすぐ帰ってこれないどころか
謎の巨大生命体に食われたりしそうだったので
さっきのところに戻ることに。
したのですが。
さっきのところに行くには航空券が必要らしく。
戻りたいと伝えたら
あちこちたらい回しにされ、
誰に聞いても相手にしてくれない。
「ゞ☆★@△@!アーユージャパニーズ?ハハッ!」
みたいな反応。
コイツらマジ。
そもそも話を真剣に聞いてくれない。
なんか怒鳴ったり、半笑いだったり。
よくわからないまま、適当なベンチで朝まで寝ることにしました。
とてもつらい時間だった。
クッションなんてないし、
空港Wi-Fiも何故か登録できないし、
そもそも明日航空券を再発行できるのか、
不安だらけでした。
言葉が通じないことがこんなにも不安なのか。
俺は今どういう状態なのか?
不安の渦が止まらない。
でもきっと、翌朝チケット再発行できる、大丈夫。
自分を安心させたかったので
一晩中オレンジレンジを聴いてました。
長い長い夜。
1時間寝て
1時間起きて
1時間寝て
1時間起きてを繰り返し、
やっとこさチェックインの時間。
汚い朝焼けだな……。
再発行できるか早く確認したかったので
足早に受付へ。
チェッカー「なんでお前は日本でチェックインしてるのにチケットを再発行するんだ」
うるせー。
お前らに破られたんじゃ!
そのあともいくつか質問されたけど
無事にチケットを受け取りました。
よかったー!
ホッと胸を撫で下ろしながらゲートへ。
結局何が何だったのかわかってないけど、
とりあえずあの夜は忘れません。
さらば、灰の街……。
※追記
機内食。
米は固いお粥みたいな味がします。