へっぽこブラリタビィ

ふるえる声でラブエンピース!沖縄生まれのへっぽこが世界各地で博愛をゴニョゴニョ呟く旅ブログ

言語のグランドキャニオン

 

 

 

実は俺、アメリカに来てやりたいことが二つあったんです。

 

 

一つは、カートコバーンの墓※に行くこと。

 

ヴィレッタパーク - トーキッシュのへっぽこ周遊記

 

もう一つは、

 

 

 

グランドキャニオンに行くことです!ひゅー!

 

 

キャニオンがまず最高なのに、その上グランドなんだぜ。

 

絶対ヤバい。

 

 

 

ということで早速現地のバスツアーを予約!

 

 

集合は自分のホテル近く。

 

バスが直接迎えに来てくれるらしい。

 

 

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指定された時間にピックアップポイントへ。

 

早朝5時半。

 

あまりにも早すぎる。眠い。

 

 

 

集合場所で待ってると、昨日のインド人夫婦※が。

 

彼らもこのツアーに申し込んだみたいだ。

 

復讐のカジノ - トーキッシュのへっぽこ周遊記

 

 

「昨日あのあと100ドル勝っちゃってさー」

 

「グッド!わたしたちは20ドル負けてしまったよ」

 

 

ちょっと悲しそうなインド人夫婦。

 

気を落とすでない、勝負師の才は先天的なものなのだ……。ふふふ。

 

 

集合時間に少し遅れて、バスが到着。

 

 

しばらく走り、他のバスターミナルに降ろされる。

 

なぜだ?

 

運転手がなにやらしきりに喋っているが

 

例のごとく英語が全くわからないので、

 

とりあえずインド人夫婦についていくことに。

 

 

 

パスポートを見せ、番号の書かれたステッカーを胸に貼る。

 

どうやら近いホテルごとにバスをまとめているようだ。

 

胸にステッカー、番号、なんだか囚人のようである。

 

 

 

配られる軽食を受け取り、振り分けられた番号のバスへ。

 

 

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やたらテンションの高いバスガイドだな、と思って

 

前方を覗き込むと、なんと喋っているのは運転手。

 

忙しいな!これを5時間続けるの?すごい……。

 

 

(ちなみにこのあたりの街の歴史について喋ってるようだが

 

例のごとく何も聞き取れないので割愛)

 

 

バスの中では映画が。インデペンデンスデイなぜ?

 

 

 

道中はトイレ休憩を挟みながらだったが、

 

再集合の時間とか本当に何もわからないので

 

ずっとせかせか行動、気疲れする……。

 

 

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でもこんな草原の中に置いていかれたら本当に死ぬので、そこは気張りました。

 

 

 

 

昼食を取ったりしながら、ようやく到着。

 

昼の14時。長旅だったぜ……。

 

 

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デカすぎてピンと来ない。

 

なにこれどうなってるの?

 

 

 

 

 

指定された時間にバスに再集合。

 

さあ、帰りも長旅だぞー。

 

 

と思いきや。

 

 

途中でバスが停車。

 

あれ、まだ何かあるのかな。

 

着いたのは土産品店の前のようだ。

 

いいよもう帰ろうぜ!

 

金ないし!

 

 

 

ただ降りない客もいたので、

 

そんじゃ俺もバスで休憩しとこ、と降りないことにした。

 

 

 

 

なぜか出発するバス。

 

 

 

え?え?

 

彼らはどうするの?

 

なにが起こってるの?

 

 

 

山の中をくねくね走るバス。

 

 

到着したのは民宿。

 

どうやら降りなかった人たちはここの宿泊客のようなのだ。

 

 

 

当然俺も降りる。

 

え、どうしよう。

 

運転手が近づいてくる。

 

 

「え、なんでお前ここにいるの?」

 

 

えー。

 

だって聞き取れなかったんだもん……。

 

 

さっきの土産品店に1時間後に集合と言われた。

 

え、どこやここ。全然わからん!

 

 

記憶を頼りにグーグルマップで検索。

 

こんなところにおいてかれたら死んでしまう……。

 

 

確か店の名前は……。

 

 

 

めっちゃ走った。

 

 

 

 

同じステッカーの客がチラホラ。

 

どうにか到着したようだ。

 

助かった……。

 

 

しばらくするとバスが到着。

 

 

 

帰りはもはや映画のタイトルすらわからない。

 

 

でもいいんだ、俺はアークティックモンキーズ聴いとくから……。

 

 

 

数時間。

 

運転手がアナウンスをはじめると、

 

乗客全体に謎の星のシールが配られる。

 

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なにこれ?

 

 

周りの人に「なにこれ」と聞くと親切に教えてくれた。

 

ただ全くわからない。聞き取れない。

 

え、なんなのこれ。

 

 

 

往路と同様に復路もバスを振り分けるんだろう、と勝手に予想。

 

他のバスはステッカーがハートだったりするんじゃないか?

 

 

しかし。

 

 

ホテルに着くごとに降りていく客。

 

え、振り分けないの?

 

なんだ?

 

じゃあこのシールは一体なんなんだ?

 

急にドキドキしだす。

 

え、なにこれ。なんなのこれ!

 

 

 

とうとう自分のホテルに着いてしまった。

 

インド人夫婦が降りるのが見えたので、急いでついていく。

 

 

 

特に何もない、そのまま帰っていいようだ。

 

 

え、じゃあなんなんだこのシールは。

 

 

「これはバスが集合に遅れたことへのお詫びと感謝のシールだよ」

 

とインド人夫婦。

 

なんだそりゃーーーー。

 

遠足じゃないんだから……。

 

 

 

 

とにもかくにも無事部屋に到着。

 

はあ、言語の壁は高い……。

 

めちゃくちゃ疲れました。

 

バベルの業。