夜のラスベガスを散歩。
うわ、すっげえ。
資本が光り輝いているよ……。
ガンズアンドローゼズのコピーバンド。
レベルたっか……。
無料ライブがずっと行われるらしいので
こりゃ毎日楽しみだ、と思ってたんですが、
毎日いました。毎日お前らかよ。
ラスベガスと言えばやっぱりカジノでしょう！
ということでホテルで少し予習してからカジノへ足を運ぶことに。
検索。ほほう、いろんなゲームがあるぞ。
俺麻雀しか知らないんだけど、麻雀はないの？
ルーレットのページ。
なるほど、要するにランダムに数字を予想するだけなのね。
これなら俺でもできそう！
カジノ。
バニーガールからバニー要素を抜いたような女店員が踊ってる。
それもうブラジャーじゃない？
参加させて！とルーレットのテーブルに座る。
俺的には勝てなくても楽しめればそれでいいので、
適当に数字にベットしていく。
なにこれ既に楽しいよ！
隣にインド人の夫婦が座る。
「グッドラック！」
「君もね！」
さあて、結果は……？
ホテルへ戻る。
あっという間に４０ドル負けた。
くそー！くそー！くそー！
枕にうずくまりジタバタしながら対策を考える。
悔しい、このままで帰るわけには……！
ただベットするだけじゃあダメだ、と対策を講じる。
赤か黒かの賭け方で配当金２倍、数字一発で配当金３６倍だから
単純に期待値はゼロだと思ってたけど、
考えたら０と００含めた３８種類だから期待値はマイナスなんだよな。
小さいレートでコツコツ行く作戦は賢いように見えてそうでもなくて、
長く続けるだけ、負ける方に収束していく。
これじゃあツイてる時も結局負けてしまう。
しかし数字で大きく狙っていったとしても
手持ちが少ないのできっとすぐに弾切れ。
これじゃあツイてない時にあっという間に負けてしまう。
それなら、手持ちを切らさない程度に勝てる時に勝てるような、
「程よく大きい」ベットの仕方が得策か？
このカジノのミニマムベットが５ドルだから、
例えば黒に５ドル、あとは赤の数字に５ドルばらまいていけばいいのでは？
黒に入れば赤の数字の賭け分を回収、
赤に入れば悪くない確率でさらに大きな配当金がもらえる。
これが手持ちを切らさずある程度大きく狙っていける、
「程よく大きな」戦い方なんじゃないだろうか。
さっきまでの「楽しめればいいや」みたいな感じはどこに行ったのか。
俺ヒッチハイカーだよな。
何しにアメリカに来たんだっけ。
その眼には鬼人のごとき闘志、復讐の念。
爆ぜる憎悪の感情。
お前らの店、潰してやるよ……！
数時間後、新作戦でリベンジ。
俺を怒らせたことを後悔させてやるぜ……！
取り返すんかい。
１４０ドル。
みたかラスベガスー！！
うおー！
うおおおーーー！！！！
くぁwせdrftgyふじこfear, and loathing in las vegas
夜は美味しいチキンを食べましたとさ。ラッキー！
